ikepyonのだめ人間日記

セキュリティに関することを書いていく予定。

ふとくだらないことを考えた。
誰かが手に入れたコンテンツをP2Pソフトなどで勝手に配らないようにするには技術的な対策をとってしまうと所有権を持つ人が利用するのが難しくなる。とすれば所有者が勝手にコンテンツを配ろうとする気を起こさせないような仕組みを作ってはどうだろうか?
ということで、PKIを利用して著作権を保護しつつインターネットで配信できないかと考えてみた。方法としてはこんな感じである。
まず、コンテンツを販売するサイトでコンテンツを買おうとするとユーザー登録を行い、秘密鍵認証局からもらう。で、支払いは必ずクレジットカードを利用するか、自分の銀行の口座を登録してそこから引き落としとするというのがポイント。つまり、秘密鍵と支払いが必ずワンセットとなっている訳だ。
さて、実際のコンテンツだが、取得した秘密鍵と対となる公開鍵で暗号化され配布される。
で、音楽であれば秘密鍵と専用のソフトもしくは取得した秘密鍵とプレイヤーで復号しつつ聞くことができるようにする。
さて、再度おなじサイトで別のコンテンツを買いたい場合は取得した秘密鍵をクライアント認証に利用してサイトにアクセスするといった感じだ。

つまり、コンテンツを楽しむには必ず秘密鍵が必要で、秘密鍵は支払いと直結している。そのため仮に誰かがコンテンツをP2Pで流そうとしても支払いと直結している秘密鍵も一緒に公開しないといけないので、自分のお金すら大多数の人間に使わせてしまうことになり、軽い気持ちで公開する人(多分多いだろう。)にとっては敷居が高くなるのではないだろうか?
当然裏技として、休眠している口座などを利用するなどのことが考えられるが、10個も20個も口座を持っているとそれはそれで怪しいので銀行や、クレジットカード会社から怪しまれるのではないだろうか(本とのところどうなんだろう)?
あっ、当然のことながら口座やカードを変えた場合には秘密鍵が無効化されるという形にしておく必要があると思う。