ikepyonのだめ人間日記

セキュリティに関することを書いていく予定。

セキュリティ事件の事後対策

http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20050525/161530/
この意見はもっともだと思う。しかし、この会見ははっきり言って逆効果なような。こういった自分は悪くないと言う態度は心象悪くするだけだと思うのですが。
このしゃっちょさんクライシスコミュニケーションと言う言葉を知ってますか?
http://www.truste.001.jp/keyword/1.html
もうちょっと、こういったこと考えたほうがいいような気がする。事件が起こったのは仕方がないが、その後の対応のいかんによってかえって信頼度を上げたり(じゃぱねっと高田がいい例)、下げたりすると思うのですが。
後、インシデントの詳細と対策内容について公開しないと言うのはかえって顧客の信頼を損なうのではないかなと最近考えてしまう。実社会ではリスクコミュニケーションというものがあり、工場やごみ処理場などが出す化学物質などのリスクおよび対策について地域住民に説明すると言うことが実社会では普通に行われているようだ。
これと同じことをネットでもやったほうがいいのではないか?なんとなく、今のセキュリティって隠したい情報と公開したほうがいい情報がごっちゃになってるような。今回のような事件の場合、顧客の信頼を回復するために、どういったことが原因で発生したのか、その対策はどうしたのかというのを公開したほうがよいのではないかと思う。もちろん対策を公開すればその穴をついて攻撃されるかも?という意見もあるだろうけど、実際にはもう対策を取ってるんだから、対策に穴がなければ公開しても問題ないはずだと思うんだけどねぇ。