ikepyonのだめ人間日記

セキュリティに関することを書いていく予定。

このところ

なんだか、手段と目的と結果がごっちゃになっていないか?

例えば、コンテンツ保護。
今やコピーさせないこと(これはあくまでコンテンツを保護する一つの方法のはず)が目的となって、対価をきっちり払った利用者にすら著作権法で許された私的利用範囲内での利用すら制限している。本来であれば、著作者の許可なく不特定多数の人間が利用できないようにするのがコンテンツ保護の目的なのに。これじゃ、きちんと守っている方がばからしくなる(だからといって不正コピーはいけないけどね)。

例えば、組織。
当初の設立目的を忘れて、組織を維持することが目的になっている組織がないか?会社でもそうだし、特殊法人やらもそうだったり。組織を維持することが目的となった組織は本来の目的と全く正反対のことを平気でやったりする。こういった組織ってあるよねぇ。どことはいわんけど。

例えばシステム開発
本来は業務を円滑にするために導入するはずなのに、何かを開発することが目的になっているプロジェクトってデスマーチになってないか?こういうプロジェクトって必要でない部分まで無理矢理システム化しようとしてるんじゃないの?あくまで、システム開発は何かをするための道具を作ることであって、その何かではないはずなんだけど。システム開発を成功させるにはなにが目的であるかをはっきりとさせることじゃないかなぁ。

世の中、なにが目的で、なにが手段かがよくわからなくなっているのかもしれない。そして、結果(=目的を達成すること)と、結果から副次的に得られることの違いがわからなくなっているのかも。

目的は常に認識するようにしないとねぇ。